家相の鑑定<座の方位から家の運気を調べる>
【5】 座の方位から家の運気を調べる
「座の方位」から家の運気を調べることができます。 家の運気は二十四方位によって分類することができます。 これから、各方位での家の運気について説明します。 <壬(みずのえ)の方位> 家の「座」の方位が「壬」の方位をとる場合は、次のようになります。 「財をつかむ」「人の上に立つ」という意味があります。 この方位を取って運をつかむと、武道に秀でた人物となります。 また、大きな財産をつかむこととなるでしょう。 故郷を出て独立したり、外国に出かけてチャンスをつかむこともあります。 <子(ね)の方位> 家の「座」の方位が「子」の方位をとる場合は、次のようになります。 高貴な方位で「大きなチャンスをつかむ」という意味があり、神社仏閣が好んで取る方位です。 この方位を取って運をつかむと、大きなチャンスをつかむことができます。 <癸(みずのと)の方位> 家の「座」の方位が「癸」の方位をとる場合は、次のようになります。 「勇敢・大胆・実業界で成功する」という意味があり、勇敢に大胆に前進してゆく人物を生み出します。 また、「后妃(こうひ)」という意味もあるので、女の子が与えられます。 <丑(うし)の方位> 家の「座」の方位が「丑」の方位をとる場合は、次のようになります。 「神仏の加護と成功」「倉」を意味する方位で時間をかけてコツコツ蓄えるという意味です。 建築土木関係の会社がこの方位を取ると発展します。 「神仏の方位」なので、家やお墓にこの方位を選ぶと信仰の厚い人が現れます。 <艮(ごん)の方位> 家の「座」の方位が「艮」の方位をとる場合は、次のようになります。 「財産」を意味し、「表鬼門」といわれて嫌われる方位です。 しかし、うまくいけば短期間に多くの財産を得ることができる強い方位です。 <寅(とら)の方位> 家の「座」の方位が「寅」の方位をとる場合は、次のようになります。 「凶」という意味があり、一般的には使わないほうがよい方位です。 お墓の方位がこの方位の場合は、体の弱い子供が生まれやすいといわれています。 <甲(きのえ)の方位> 家の「座」の方位が「甲」の方位をとる場合は、次のようになります。 「病魔・巨富」という意味があり、一般的には使わないほうがよい方位です。 お墓の座の方位がこの方位の場合は、体の弱い子供が生まれやすいといわれています。 うまくいけば、巨万の財と高い地位を得ることができます。 <卯(う)の方位> 家の「座」の方位が「卯」の方位をとる場合は、次のようになります。 「成功・繁栄」という意味があり、非常に強い方位のひとつです。 仕事は順調にはかどり、日頃の真面目な努力が認められて大きな仕事をまかされたり、高い役職に就いたりします。 <乙(きのと)の方位> 家の「座」の方位が「乙」の方位をとる場合は、次のようになります。 「芸術・技術」という意味があり、卯に比べて、かなりおとなしい方位です。 マイペースでコツコツと仕事をすることを表わしています。 工芸・芸術・芸能・演劇・俳優・技術の才能を生かす方位です。 <辰(たつ)の方位> 家の「座」の方位が「辰」の方位をとる場合は、次のようになります。 「努力・財・直感」を意味する方位で、コツコツと真面目に働き、倹約を心掛けるという意味をもっています。 うまくいけば時間とともに裕福になっていきます。 また、さえわたる感性と高い直感力が授けられます。 <巽(そん)の方位> 家の「座」の方位が「巽」の方位をとる場合は、次のようになります。 「文・試験」「文章宮」を意味する方位で文章や試験に強くなります。 <巳(み)の方位> 家の「座」の方位が「巳」の方位をとる場合は、次のようになります。 「食・料理」「天子の台所」を意味する方位です。 食堂や料理店にぴったりの方位です。 <丙(ひのえ)の方位> 家の「座」の方位が「丙」の方位をとる場合は、次のようになります。 「地位・名誉・貴」を意味する方位で、高い地位や名誉を意味しますが、とくに「王に近い身分や地位」「政治にあずかる者」という意味もあります。 国会議員、宮内庁関係者などを指し、こういった人たちを助ける方位です。 <午(うま)の方位> 家の「座」の方位が「午」の方位をとる場合は、次のようになります。 使い方の難しい方位ですが、基本的には「変動・離れる」という意味があります。 運にのると国家的指導者が出ますが、夜逃げ同然に故郷を離れなければならないこともあります。 <丁(ひのと)の方位> 家の「座」の方位が「丁」の方位をとる場合は、次のようになります。 「健康に恵まれ、長寿を得る」という意味があります。 うまくいけば、どの分野でもリーダーとなり、多くの人の注目や支持を得ることができます。 <未(ひつじ)の方位> 家の「座」の方位が「未」の方位をとる場合は、次のようになります。 「財・神仏」という意味があります。実質的な財を積むことができます。 「神仏の方位」なので、家やお墓にこの方位を選ぶと信仰の厚い人が現れます。 <坤(こん)の方位> 家の「座」の方位が「坤」の方位をとる場合は、次のようになります。 「英傑」「裏鬼門」を意味する方位で、通常はこの方位を使わないほうが良いでしょう。 うまくいけば強烈な力を発揮し、歴史に残る「英雄」を生み出すこともあります。 <申(さる)の方位> 家の「座」の方位が「申」の方位をとる場合は、次のようになります。 「地位・人材」「天子の印」を意味する方位で比較的力の弱い方位です。 水をうまく合わせれば、より早く高い地位や役職に就きます。 自営業なら大口の顧客が増えて成功します。 部下や社員に優秀な人材を得て、それが長く続きます。 <庚(かのえ)の方位> 家の「座」の方位が「庚」の方位をとる場合は、次のようになります。 「英雄・決断力」を意味し、とても強い方位です。 「指導者」「先見の明にすぐれる」「決断力に富む」といった意味もあります。 <酉(とり)の方位> 家の「座」の方位が「酉」の方位をとる場合は、次のようになります。 「公共・官公庁・神社・仏閣・名声・官職・高貴」を意味する方位です。 この方位は、神社や仏閣で好まれています。 しかし「桃花」という意味もあり、悪くすると女性におぼれたり飲食や衣服などが贅沢になり、お金を浪費するようになります。 <辛(かのと)の方位> 家の「座」の方位が「辛」の方位をとる場合は、次のようになります。 「学者・研究者」「道理をわきまえる」「秀才」「英知」を意味する方位です。 かなりの地位を得て、学者・研究者として大きな業績を残すことができます。 多くの有名なお寺や古寺の座の方位がこの方位です。 <戌(いぬ)の方位> 家の「座」の方位が「戌」の方位をとる場合は、次のようになります。 「不動産」「財に恵まれる」を意味し、特に土地や不動産によって相当な財をつくります。 <乾(けん)の方位> 家の「座」の方位が「乾」の方位をとる場合は、次のようになります。 「墓所・住宅」を意味し、とても強い力のある方位です。 住居やお墓にとって、理想的な良い方位です。 ただ「孤独」「頑固」といった意味もあるので、山中にポツンとある家やお墓がこの方位の場合は注意すべきです。 <亥(い)の方位> 家の「座」の方位が「亥」の方位をとる場合は、次のようになります。 「貴・福徳・尊厳・名誉・高い地位・目上の人の援助・抜擢・天子」を意味する方位です。 きわめて強い方位のひとつで、二十四方位すべてを支配する方位でもあります。 うまくいけば莫大な利益と力を得ることができるでしょう。 |