30日は早朝から赤坂のインターコンチネンタルホテルで勉強会。
6時に起床して、
普段食べない量の朝食を頂きます。
この日のテーマは日本の人口変動。
やはり急激な変化は多くのところでひずみが出てしまうようです。
東京を中心とした一都三県は人口がまだ増えるものの、
これまでに無いほどの高齢者の人口増のために、
医療機関や介護のインフラと人手が足りず、
地方は各地域ごとでの差が大きすぎて、
全国一律の対応に意味がなく、個別に必要な対応を考えないといけないという複雑さ。
JR四国は慢性的な赤字体質で、
ただでさえ路線も少なく、便数も豊富とは言えず、運賃も高いというのに、
今後の人口減少と、高齢者の割合が増え、働く人の数、就学者の割合が低くなることで、
移動距離や頻度も減り、一人当たりの固定費はよい高くつくという悪循環ぶり。
同じことが電力や水、道路などほかのインフラについても言え、
これでは企業や人がコスト面でも不利な地方を離れて、
より有利な東京へ移動するのはやむえないことだと感じました。
バブル期に団体旅行に対応できるように建築されたホテルや旅館などでは、
よく減築というリノベーションが行われ、規模そのものを小さくして、
固定費を現状に合わせて効率化するということを聞きます。
地方の都市もこれに似たコンパクトシティ化を進めなければ、
企業を誘致したとしても、結局はインフラの維持費で不利になり、
東京にはかなわないのではないかと感じました。
これまで道路や電気水道のインフラがあったところは、
それが無くなれば地権者にとって資産がゼロになるような話なので、
大変なことだと思いますが、基準を設けて住民数や消費量に応じて、
それぞれ減築・コンパクト化は必要ではないかと思いました。